【結論】
オススメしません。(*一部の場合を除いて)
なぜ一部の場合を除くのか、説明していきます。
はじめに
芸能人やらスポーツ選手やらインプラントを入れて、高級外車買えるくらいの値段したと耳にすることたまにありますよね!


インプラントとは?
そもそもインプラントって何?って方もいると思います。
インプラントとは、体内に埋め込まれる器具の総称である。医療目的で広く行われ失われた歯根に代えて顎骨に埋め込む人工歯根(デンタルインプラント)や、骨折・リウマチ等の治療で骨を固定するためのボルトなどがある。
ここでは、歯科領域で行われるインプラントについて話を進めていきます。
インプラントは歯が失われた顎骨に純チタン製のインプラント体と呼ばれる人工歯根を埋め込みます。
埋め込んだらアバットメントと呼ばれる支台をつけ、スクリューで留めます。最終的に被せ物をして完成になります。
今まで歯がなくて噛めなかったところにインプラントを打つことで噛めるようになりお口の機能を取り戻すことができます!
人によっては無歯顎(歯が1本もない状態)でもインプラントを何本も打って噛めるようになります!




ケアが不十分だとインプラントが原因となるインプラント周囲炎を引き起こし、顎骨が吸収し、歯肉も腫れ、場合によってはせっかく埋めたインプラントも脱落してしまいます。
インプラントの費用・治療費
インプラントは保険適応外の治療なので高額になります。
大体の相場はあるものの、地域によって多少値段に違いはあります。
1本あたりの平均費用は40〜50万円です。
なぜオススメしないのか?
歯を失った原因
1つ目は、歯を失った原因にあります。
インプラントを考えてる人はなぜ歯を失ったのか?
- 虫歯を放置して抜歯せざるを得なくなったため?
- 歯周病が進行してグラグラになったために抜歯をせざるを得なかったため?
- 虫歯が進行して神経の治療をしたが歯が割れて抜歯せざるを得なかったため?
- 虫歯もなく歯周病の進行もなかったが不慮の事故によって抜歯になったため?



口腔内のケアがきちんとできていないとインプラント周囲炎になる確率がかなり高いです。
インプラント周囲炎
2つ目は、インプラント周囲炎です。高齢者になり介護が必要になった時に、ほぼインプラント周囲炎になり痛みが生じます。
ご家族で介護をされ完璧に口腔内ケアをされてれば何も問題ないですが、なかなかそうは行かないと思います。
十数箇所の介護施設に訪問診療にも行っていますが、施設は人手が足りない現状ですので毎食後に口腔内のケアを行うのも難しいです。
インプラントを除去できれば良いのですが、インプラントを扱っている会社がいくつもあり種類もたくさんあります。ですのでどのネジが合うのかわかりませんし、介護施設での訪問診療では持ち合わせていません。
最悪周囲の骨ごと除去するケースも出てきます。そうなった場合は大きな病院の口腔外科にて摘出手術になります。
色々な疾患をお持ちの人もいるので介護施設での診療は限りがあります。
まとめ
もしインプラントを考えているのであれば、CTをとってきちんと埋入してくれのはもちろんのこと、ケアをきちんとしてくれる、必要に応じて撤去までのアフターケアをきちんとしてくれる歯科医院で行うことをオススメします。
症例数は多いけど、インプラントを入れるだけ入れてアフターケアがないところには注意して下さい。
高額な治療になりますので慎重に検討してください!
参考
インプラント - Wikipedia インプラント - 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020歯とお口のこのなら何でもわかる テーマパーク8020 インプラント正式にはデンタルインプラントと言う。 歯を抜いた場所に歯の機能を代用させる目的で顎骨に埋め込む人工的な物質(人工歯根)。<a href=”https://www.photo-ac.com/profile/529737″>oldtakasu</a>さんによる<a href=”https://www.photo-ac.com/”>写真AC</a>からの写真
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