これは令和元年7月に行われた調査だが、とても興味深い結果になっていると思います。
新型インフルエンザ
新型インフルエンザとは?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが体の中で増えて、熱や喉の痛みなどの症状を引き起こす病気である。
ほとんどの人はこれまでにインフルエンザにかかったことがあると思いますが、一度かかるとその原因となったウイルスに対して免疫を持ちます。
従来から流行っている季節性インフルエンザに対しては多くの人は免疫を持っています。
2009年に発生した新型インフルエンザは新しいウイルスが原因となったため誰も免疫を持っていませんでした。
新型インフルエンザの症状
主な症状としては、突然の発熱や咳、喉の痛み、倦怠感、鼻水、鼻詰まりでした。
中には吐き気や下痢といった胃腸の症状が出る人もいました。
多くの人は数日間で軽症のまま回復します。
ただし、一部の人で重症化することがあり、糖尿病や喘息などの持病がある方や妊婦、幼児や高齢者は重症化する可能性が他の人に比べて高いので気を付けるようにとのこと。
インフルエンザの感染経路
飛沫感染
感染している人のくしゃみや咳で出るしぶきを吸い込むことによりる感染。
接触感染
感染している人の唾や鼻水が手から手へ、あるいはドアノブやつり革などを介して手に付着することなどによる感染。
ただし、ウイルスが手に付着しただけでは感染せず、付着した手で口や鼻や目などの粘膜に触れることで感染します。
かからないための予防法
マスクをつけずに咳やくしゃみをしている人のそばにいると、そのしぶきを吸い込んで感染する可能性があります。
流行している時期あるいは地域では、人混みには行かないことが感染予防の基本である。

世論調査結果
- 母集団:全国18歳以上の日本国籍を有する者
- 標本数:3,000人
- 抽出方法:層化2段無作為抽出法
- 調査方法:調査員による個別面接聴取法
- 調査項目:
1. 新型インフルエンザの理解度について
2. 新型インフルエンザ流行に対する不安について
3. 新型インフルエンザ発生時の情報入手先について
4. 外出を控えることを要請されることについて
5. インフルエンザ対策の理解度について
回収結果:1,647人(54.9%)
新型コロナウイルスで起こっていることは新型インフルエンザと類似していて、調査結果を見ると、感染した場合重症化する可能性があること、感染者が多数発生すること、世界的な大流行を起こす可能性があることは40%以上の人は理解しているはずだが・・・。
80%の人は不安を感じている。
自分や身近な人が感染する可能性が高いと思うから、自分や身近な人の命や健康・生活への影響が大きいと思うからと回答している人が50%以上いるが・・・。
外出を控えることの出来る期間として1週間程度、2週間程度と答えた割合が多かった。政府が発表した1〜2週間もこれを参考にした可能性はある。
感染防止の大前提であるこまめな手洗いとマスク着用はほとんどの人が理解している。
まとめ
内閣府の調査結果から、未知のウイルスに対して、自分や身近な人が感染する可能性が高く、命や健康・生活に影響が出る可能性があり不安に感じている人が多いにも関わらず、感染リスクが高い場所へ足を運んだりと逆の結果になっている気がします。国も会社も人もみんな疲弊していますが、なんとか踏ん張りたいですね。
引用
「新型インフルエンザ」入門|厚生労働省「新型インフルエンザ」入門について紹介しています。
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