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妊娠中だけど歯科治療しても大丈夫?

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妊婦でも大丈夫?未分類
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この記事ではこんなことが書いてあります。

妊娠中だけど薬を飲んでいいの?
妊娠中だけど歯科治療でレントゲンを取ってもいいの?
妊娠中だけど歯科治療してもいいの?

妊娠して自分のことだけでなく、お腹の中の子供のこともよりいっそう心配になりますよね。妊娠中の歯科治療や治療に関連する麻酔や薬、放射線について歯科に関連するところを書いてます。

妊娠期の区分について

・妊娠初期(〜13週6日)
・妊娠中期(14週0日〜27週6日)安定期(16週〜27週)
・妊娠後期(28週0日〜)
(2013 年発行の産科婦人科用語集・用語解説集より)

妊婦歯科健康診査を活用しよう

妊娠すると一般的には歯肉炎をおこしやすくなり、歯肉からの出血や腫れが見られる人が多くなると言われています。

妊娠性歯肉炎と言われ、エストロゲンと言われる女性ホルモンが関係しており、歯周病原細菌を増殖させたりします。

妊娠中期から後期にかけて妊娠性歯肉炎になりやすいですが、プラーク(=歯垢、歯の汚れ)がしっかり落としてあり清潔であれば症状は起こりませんし、出ても軽症で落ち着きます。

妊婦歯科検診で口腔内の状態を確認し、出産に備えるようにしましょう。検診で虫歯や歯石が溜まり炎症が起きている場合は安定期に入ってからにしましょう。

虫歯の治療が必要と言われたら

妊婦歯科健康診査で虫歯と言われたよ
虫歯で歯が痛いよ

虫歯の治療が必要な場合は、安定期に入ってからにしましょう。お腹が大きくなってくるとユニットを倒した時に体勢が苦しい場合があります。

麻酔が必要と言われたけど大丈夫?

虫歯が大きい場合、しみたり・痛みを伴う場合があります。その際は局所麻酔を使用して治療を行います。

歯科で多く使用されているのがキシロカインやオーラ注というリドカイン系の麻酔薬ですが、胎児や母親への影響はほとんどないと報告されています。

ラットを用いた研究でヒトの6.6倍の量を投与しても催奇形性の危険性はなかったとの研究結果が出ています。

妊娠初期に問題となる催奇形性はFDAのpregnancy categoryではBである。ラットの研究ではヒトの6.6倍の投与量で児に与える危険性がなかった。催奇形性に関するヒトの妊婦のデータはない。硬膜外麻酔に用いられたリドカインに胎児が曝露されると、新生児に一過性のわずかな神経行動の変化をきたす可能性が指摘されたが、その後の研究でそのような異常は認められなかった。
(麻酔薬・麻酔関連薬使用ガイドラインより抜粋)

薬を処方されたけど、服用しても大丈夫?

虫歯が大きく神経の治療をしたため鎮痛剤をもらったけど飲んでも大丈夫?
昔神経の治療をしたところが腫れて、抗菌薬を出されたけど飲んでも大丈夫?

なるべく薬は飲まない方がいいが、授乳中でも安全に使用できると考えられる薬で、歯科分野で処方される可能性が高い解熱鎮痛剤と抗菌薬をピックアップしました。


(国立成育医療研究センターHPより引用)

妊娠中にテトラサイクリン系抗菌薬を服用すると、子供の歯がテトラサイクリン歯というまだらな歯になってしまいます。

Dentistry Forum’s Instagram photo: “Case via @world_smiles_club - Case from @rafaelsantrich - Scoop-tetracycline stains..just cemented @ Rafa Murgueitio. Time to go home😍😍🙏🏻.…”
2,221 Likes, 5 Comments - Dentistry Forum (@dentistry_forum) on Instagram: “Case via @world_smiles_club - Case from @rafaelsantrich - Scoop-tetracycline stains....

(Instagramより引用)

レントゲン撮影による放射線被曝は大丈夫?

検査のためにレントゲン撮影が必要と言われたけど大丈夫なの?

歯科治療の検査において大きいレントゲン写真(=パノラマレントゲン)や小さいレントゲン撮影(=デンタルレントゲン)を必要に応じて撮影することがあります。(歯科用CTはあまり撮影することはないでしょう)

レントゲン撮影の被曝は大丈夫なのかについて説明していきます。

被曝について

受精後11日から妊娠10週までの胎児被曝は奇形を誘発する可能性があるが、「50mGy未満の被曝線量では奇形発生率を上昇させない。」
妊娠9〜26週では中枢神経障害を起こす可能性があるが、100mGy未満では影響しない。
10mGy程度の放射線被曝は小児癌の発症頻度をわずかに上昇させるが、個人レベルでの発癌リスクは低い。
診断用放射線は通常50mGy未満の線量であり、誤って放射線治療を受けた場合や原発事故など特殊な場合を除き、胎児への影響は少ない。
(産婦人科診療ガイドラインより抜粋)
何やら難しいことが書いてありますねー。

放射線のグレイとシーベルトについて

グレイ(Gy)は放射線が「もの」に当たった時にどのくらいのエネルギーを与えたかを表す単位。
シーベルト(Sv)は放射線が「人間」に当たった時にどのくらいの影響があるのかを評価するための単位。

Sv = Gy × 放射線荷重係数 × 組織荷重係数
(X線は1)  (全身に均等に受けた場合は1)
厳密には違うけど、ここでは簡単にシーベルトとグレイは同じと捉えた方がわかりやすいです。

グレイとかシーベルトとか言われてもわかりません!もっと簡単に説明して!妊娠中にレントゲン撮っても大丈夫なの?
大丈夫です!

日常生活でも放射線を浴びている

そもそも普段生活していても自然に放射線を浴びているって知っていましたか?

歯科治療のX線撮影は安全(東京都歯科医師会より引用)

日本人の年間の自然放射線量は1.5mSvです!

小さいレントゲン写真は0.01mSvなので、自然放射線量の1/100です!かなり少ないですよね!しかもレントゲン写真を撮影するときは防護服を着用するので生殖器に当たらないようにしています。

上記の産婦人科のガイドラインに当てはめてみると
妊娠10週まで50mSv未満の被曝線量では奇形発生率を上昇させないとありますが、50mSvは小さいレントゲン写真5,000回分です

妊娠9週から26週では中枢神経障害を起こす可能性があるが100mSv未満では影響しないとありますが、100mSvは小さいレントゲン写真10,000回分です

歯科治療において、1人の患者さんで小さいレントゲン写真を5,000回撮ることはないでしょう。

ただし、いくら被曝量は少ないからといっても不要なレントゲン撮影は控え、必要最低限の撮影が望ましいです。

まとめ

お腹の中の子供のためにいっそう色んなことが気になると思います。

歯科の治療は普通の人からするとなんでもないことが多いかも知れませんが、心配になる点は色々あると思います。

・薬は飲んでも大丈夫ですが、心配であれば薬局で相談しましょう。
・レントゲン撮影しても大丈夫ですが、安定期に必要最低限にしましょう。
・歯科治療を行なっても大丈夫ですが、安定期に入ってからにしましょう。

妊婦さんに少しでも役にたてたらいいなと思ってます。母子ともに健康でありますように。

参考

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000114401.pdf

子どもたちの口と歯の質問箱|日本小児歯科学会
日本小児歯科学会は、小児歯科医療の発展と向上、国民の福祉と医療の発展に寄与することを目的としています。
国立成育医療研究センター | 小児・周産期医療の国立高度専門医療研究センター
小児医療(小児救急センター)、生殖医療(不妊治療)・胎児医療・周産期医療(産科・新生児科)、そして母性・父性医療および関連・境界領域を包括する医療

http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/Obstetrical-practice/Obstetrical-practice.pdf

− 用語解説 − 排出放射性物質影響調査について

http://www.anesth.or.jp/guide/pdf/publication4-9_20181210s.pdf

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